丸山 茂
Shigeru Maruyama
神奈川大学名誉教授
民法・財産法、家族法(親族相続)
日本医科大学倫理委員
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学歴
福岡県立修猷館高等学校卒業
九州大学法学部法律学科卒業
九州大学大学院法学研究科博士課程後期修了 -
職歴
九州大学法学部助手
神奈川大学法学部教授
神奈川大学法科大学院教授
神奈川大学法科大学院委員長
横浜弁護士会弁護士登録国際督教大学非常勤講師
早稲田大学非常勤講師
聖心女子大学非常勤講師
慶應義塾大学寄付口座講師
関東学院大学大学院法学研究科非常勤講師
お茶の水女子大学非常勤講師 -
学会および社会における活動等の履歴
国際家族法学会会員
日本法社会学会会員
比較家族史学会会員
家族<社会と法>学会会員
養子と里親を考える会会員
日本医科大学倫理委員会委員
法社会学会関東支部運営委員
法テラス不服審査委員
比較家族史学会30周年記念講演
リヨン大学 客員研究員
エコールノルマルドカション客員研究員 -
業績目録
【単著】
『家族のレギュラシオン-多元主義の法社会学』御茶の水書房、1999年
『家族のメタファー-ジェンダー・少子化・社会』早稲田大学出版部、2005年【編著】
『家族のオートノミー』早稲田大学出版部、1998年
『社会の発見』御茶の水書房、1994年
『父ー家族概念の再検討に向けてー』早稲田大学出版部、2003年【共著】
『現代民法学の基本問題(下)-内山尚三・黒木三郎・石川利夫還暦記念』第一法規、1983年「婚姻意思と届出」
『現代家族の機能障害とその対策』ミネルヴァ書房、1989年 「フランスの少年非行」
『親族・相続法要説』青林書院、1991年 「第2編第3章 相続財産」
『民法基本論集 第Ⅶ巻』法学書院、1993年 「共同相続における遺産の分割と共有物の分割」
『児童福祉法制の国際比較』AテキストブックNo.6、子どもの虐待防止センター 1993年「フランスの子ども政策の最近の展開」
『ゼミナール婚姻法改正-婚姻法改正を考える』日本評論社、1995年「事実婚の法的取り扱い-法の多元主義的介入」
『AERA Mook家族学のみかた』朝日新聞社、1998年「法社会学-「公」と「私」をみなおす」
『現代民法学の理論と展望-森泉章先生古稀祝賀論集』法学書院、1998年 「恩給の逸失利益性と相続性」
『Family and Succession Law in Japan』International Encyclopedia of Law,Kluwer Law International,The Hague、1999.
『民法学説百年史』三省堂、1999年「穂積陳重『隠居論』(第二版)」
『基本判例4 家族法』法学書院、1999年「自筆証書遺言の方式(2)-氏名」「自筆証書遺言の方式(3)-拇印」「他人の添え手による遺言の効力」「数葉にわたる遺言書の効力」「自筆証書遺言における誤記の訂正」
『家族本40』平凡社、2001年「ドンズロ『家族に介入する社会』」
『家族へのまなざし』慶応大学経済学部編、弘文堂、2001年「家族の変容と国家」
『日本社会とジェンダー』叢書現代の経済・社会とジェンダー、第三巻、明石書店、 2002 年女性の戦略-「家父長制」を超えて-」
『ホーンブック民法5家族法』北樹出版,2003年「第5章 遺産の分割」
『ポストフェミニズム』作品社、2003年「親密圏の政治学」福島瑞穂・竹村和子・風間孝との座談会
『家族の変容とジェンダー-少子高齢化とグローバル化のなかで』日本評論社、2007年「家族法研究の現在」『ジェンダーの地平』中央大学出版部、2007年「変わりゆくフランスの家族法」
『変貌する家族と現代家族法-有地亨先生追悼論文集』法律文化社、2009年「家族の変容と家族法の基本原理」「有地法学の総括-家族論」【共訳書】
ジャック・コマイユ『家族の政治社会学ーヨーロッパの個人化と社会』御茶の水書房、2002年
ピエール・ブルデュー『結婚戦略-家族と階級の再生産』藤原書店、2007年【論説】
「フランス表見相続人の再検討-セジーヌ理論との関係で」修士論文、1978年未公刊
「フランスにおける人格承継概念の展開」九大法学38号、1979年
「青山婚姻法理論とマリノウスキー」九州人類学会報7号、1979年
「青山家族法学の特質-婚姻関係」『家族-法と歴史』法律文化社所収、1981年
「共同相続財産の包括性に関する一考察」九大法学42号、1981年
「フランスの非典型婚-婚姻無効の法的構成としての「意思」の役割」神奈川法学19 巻1号 、1983年
「家族のストラテジー」神奈川法学20巻1=2=3号、1985年
「家族のストラテジー-ピエール・ブルデューの家族研究」判例タイムズ608号, 1986 年
「相殺」『基本法判例コンメンタール』日本評論社、1988年
「家族解体論の現在」神奈川大学評論5号、1989年
「フランスにおける『非婚』のストラテジー」神奈川大学法学研究年報11号、1990年
「フランスの子ども政策の最近の展開」児童福祉研究会報特別号、1992年
「フランスにおける『子どもの権利条約』(一)」神奈川法学27巻2ー3号1992年
「異なる国々の婚姻観」愛育58巻7号、1993年
「事実婚の法的取り扱いについてー法の多元主義的介入」法学セミナー477号1994年
「家族知の転換-フランスの家族と社会(1)」神奈川大学評論26号、1997年
「高齢者・同居・相続-フランスの家族と社会(2)」神奈川大学評論27号、1997年
「離婚という現実-フランスの家族と社会(3)」神奈川大学評論28号、1997年
「家族解体と父-フランスの家族と社会(4)」神奈川大学評論30号、1998年
「地方分権化と家族のレギュラシオンーフランスの家族と社会(5)」神奈川大学評論31号、1998年
「PACSー同性愛の制度的承認か?-フランスの家族と社会(6)」神奈川大学評論36号、 1999年
「都市勤労女性の戦略-生産と再生産の社会学」厚生科学研究費報告書『先進諸国の少子化の動向と少子化対策に関する比較研究』平成11年報告書、2000年
「PACSその実践と課題-フランスの家族と社会(7)」神奈川大学評論38号、2001年
「フランスにおける子どもの権利条約」比較法文化・駿河台大比較法研究所、2001年
「<家族の世紀。の終わり-深化するデモクラシー」神奈川大学評論40号、2001年
「女性化する社会と福祉国家-フランスの女性と家族政策」社会福祉研究81号、2001年
「個人的世界と社会的組織化の変容と倫理」法社会学56号、有斐閣、2002年
「祖父母の発見-孫を持った5月革命世代-フランスの家族と社会(8)」神奈川大学評論42号、2002年
「フランス家族の変容とヨーロッパ社会」神奈川大学評論43号、2002年
「家族の『崩壊』と家族主義復活論の迷妄」季刊 現代の理論2005年春号
「フランスの家族と家族法改正」季刊 現代の理論2005年秋号
「法の『効用』と法学教育」神奈川法学39巻7号、2007年
「フランソワ・ドサングリー『家族社会学』を読むーフランスの家族と社会(9)」神奈川大学評論57号、2007年
「フランスにおける継親の地位―交錯する親権」神奈川大学評論61号,2008年
「拡散する婚姻制度―ヨーロッパにおける同性婚の浸透」神奈川大学評論73号、2012年
「債務の相続と遺留分減殺―最判平成21年3月24日をめぐって」神奈川ロージャーナル、2012年
「社会理論としてのレギュラシオンアプローチ」神奈川大学評論74号、2013年
「遺産共有と遺産の管理」法政理論(新潟大学)、2014年
「特別縁故者と被相続人の意思―最近の判例から」神奈川ロージャーナル2014年【その他】
「学会回顧-家族法(相続関係)」法律時報49巻14号、1977年
「学会回顧-家族法」法律時報54巻12号、1982年
「学会回顧-家族法」法律時報55巻12号、1983年
書評「マルチーヌ・セガレーヌ『家族の歴史人類学』」『学問への誘い』神奈川大学1989年
書評「有地亨編『現代家族法の諸問題』」比較家族史研究5号、1990年
「対談・現代社会とフェミニズム-家父長制・家族・身体をめぐって」神奈川大学評論 11号、1992年
書評「有地亨・老川寛編『離婚の比較社会史』」比較家族史研究7号、1992年
講演録「フランスにおける子どもの権利条約とaction social」新しい家族23号、1993年
書評「有地亨著『家族は変わったか』」「書斎の窓」有斐閣、1994年
翻訳「ジャック・コマイユ著『法と慣習のレギュラシオン-相互性の不定形モデルの到来』」神奈川大学評論22号、1995年
翻訳「ブノア・バスタード『フランスにおける家族のメディエーション』」神奈川大学 評論22号、1995年
座談会「社会のレギュラシオン-今田高俊・木前俊明・丸山茂」神奈川大学評論22号、1995年
書評「井上泰夫『世紀末大転換』を読む」神奈川大学評論24号、1996年
書評「TORU ARITI “La famnille a-t-il change?」神奈川大学法学研究所年報15、1996年
『事典家族』(四項目執筆)弘文堂、1996年
論壇時評「世紀末の知あるいは知の世紀末」神奈川大学評論23号、1996年
論壇時評「夫婦別姓のシチュアシオン」神奈川大学評論25号、1996年
『現代法律百科大辞典』(四項目執筆)ぎょうせい、1997年
『子どもの権利条約大辞典』(五項目執筆)1997年、MT出版
論壇時評「<子ども>の解読」神奈川大学評論29号、1998年
論壇時評「セクシュアリティーのデモクラシー」神奈川大学評論32号、1999年
座談会「ジェンダーの視点から家族法を考える-二宮周平・赤石千衣子・浅倉むつ子・丸山茂」法律時報74巻9号、2002年
座談会「現代家族の風景(家族・婚姻・セクシュアリティー)をめぐって-藤原智美・佐伯順子・丸山茂」神奈川大学評論46号、2003年
論壇時評「若者-生と死あるいは『蛇にピアス』」神奈川大学評論49号、2004年
随想「見えない現実」大法輪71巻10号、2004年
評論「若者と家族から何が見えてくるか」神奈川大学評論50号、2005年
随想「自著を語る『家族のメタファー』」神奈川大学法学研究所News letter3号、2004年
随想「書きたいテーマ出したい本-アクティブな家族と親族の物語」出版ニュース、2005年
座談会「清水誠先生を囲む座談会-市民法論をめぐって」神奈川大学法学研究所年報23号、2006年
論壇時評「排除社会の未来-新自由主義の終焉と未来像」神奈川大学評論53号、2006年
随想「横浜弁護士会みなとみらい法律相談所-あらたな公共空間の創出に向けて」横浜弁護士会総合法律相談センター20周年記念誌『そして未来へ」、2006年
随想「大学人の大量虐殺」神奈川大学図書館便り121号、2006年
随想「婚姻の凋落と複数形の家族」神奈川大学法学研究所News letter7号、2006年
随想「有地先生と私のことなど」比較家族史研究21号、2007年
座談会「ネクストソサイエティーをめぐって-山田昌弘・宮内勝典・丸山茂」神奈川大 学評論58号、2007年
随想「ピエール・ブルデュー『婚姻戦略-家族と階級の再生産」神奈川大学法学研究所 News letter号、2008年
書評「越智啓三著『家族協定の法社会学的研究』(東京大学出版部2007年)」法社会学69号、2008年
学会報告 比較家族史学会30周年公開シンポジウム「グローバル化する社会と家族」
メインシンポジウムパネリスト 丸山茂「近代家族の変容とポストモダン家族」
論壇時評「ふたつの愛国」神奈川大学評論77号、2014年
「感情の民主主義」神奈川大学評論81号、2015年
「知性の政治は可能か-英国のEU離脱と分断する社会」神奈川大学評論84号、2016年
「BREXIT-グローバリズムの終焉」現代の理論、2016年
「書評 的場明弘『「革命」再考-資本主義後の世界を想う』」神奈川大学評論87号2017年